にそんいんえんぎ
二尊院の縁起を図したもので二巻ある、その建立の事情から、法然上人が幽閑の地を求め此の地で仏道を修せられしこと、其他二尊院第三の住職正信上人の事どもを始めとし、此の院の変遷を画いたもの、筆者は狩野元信といひ、詞書は伏見宮貞敦親王及三条西公条であると云ふ。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)