トーク:能楽
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総合
相舞
能の舞事をシテとツレ、あるいは二人以上のツレが同時に舞うことを言う。 例として《小袖曽我》《二人静》などが挙げられる。 また《一角仙人》などでは、舞事の最初をツレが舞い、中程でシテとの相舞となり、 後半はシテが単独で舞うといった構成になるが、このような場合でも同様に相舞と呼ばれる。
足拍子
能の演技では、所々で足拍子を踏むことがある。 それは地謡に合わせて舞う場面であったり、舞事や働事の中だったりする。 これらの足拍子は「踏み破る」「蹴破る」などの詞章に即した具体的な動作の場合もあるが、 ほとんどはあまり意味を持たない動作であることが多い。 足拍子とはいわゆるアクセントのようなもので、動作や謡にメリハリをつけていた所作をそのまま取り入れたものではないかと考えられる。
足拍子の中で特に区別されるものに、留拍子がある。 留拍子とは、一曲の最後にシテまたはワキが踏む拍子のことで、これでその能が終わる事を表す。 ただし、留拍子を踏まずに終わる曲もある。
《翁》(《式三番》)では、人々を脅かす悪魔を鎮める意味で足拍子が踏まれる。 元来、足拍子にはそのような意味があったと推測される。