三保の松原

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総合

駿河湾西岸の砂嘴で、静岡市の南東にあるドーム状の有度山(頂上は平坦で日本平と呼ばれる)が波によって削られ、その土砂が堆積して水面に現れたものである。

                                                       ―『名所揃物浮世絵⑫広重Ⅲ』より

三保の松原はもともと洲崎であって、先端に三つの洲が形成されたために生まれた名前である。この洲崎の外側には平坦な砂丘が続き、その上に連なった松林を三保の松原といった。松林の中ほどに、優美な黒松の大樹があり、これが羽衣伝説で有名な「羽衣松」である。