神農氏
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じんのうし
画題
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解説
画題辞典
支那古代の帝王なり、人身牛首、火徳を以て王たり、木を𠠇で耜となし、木を揉みて秉となし、始めて耕を教へ、蜡の祭を作し、赭鞭を以て草木を鞭ち、百草を嘗めて医薬ありと伝へらる、後世農業医業の祖となす。その薬草を嘗むるの図に、古来画家の好んで図する所にして、古くは医を業とするものこの一幅を掛げて祖神と仰ぐ、
狩野探幽筆、及僧心越画(水戸斎藤氏蔵)等あり、近くは渡辺崋山の筆(宮本仲氏及廣田寛氏所蔵)にあり。
(『画題辞典』斎藤隆三)