「客来一味」の版間の差分
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2021年12月7日 (火) 20:12時点における最新版
きゃくらいいちみ
画題
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解説
東洋画題綜覧
大根を画いたものに、斯く題す、『後素集』に曰く
趙州の前に僧一人来る、その時趙州大根一株を投げ出す、鎮州の大根なりといふ。
と、鎮州は大根の名所である。此の画題に就いては林羅山の『梅村載筆』に左の如く記してゐる。
客来一味の画は、菜と大根ばかりなり、一方に客来一味とあり、一方に即庵日飽とあり、只此八字ばかりあり、別に名もなく印もなく、賛もなし、只今水戸殿にあり、牧谿筆と云伝ふれども画の体不似牧渓、但、即庵といふ画工あり、その所画か。
と、水戸家の伝牧谿の外に左の作がある。
銭舜挙筆 (東山御物) 尾張徳川家蔵
胡庭暉筆 川崎男爵家旧蔵
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)