さのつねよ
謡曲『鉢の木』のシテ、佐野源左衛門と云ふ、下野佐野の人、その後半、最明寺時頼に召されて破れ具足を身に瘠馬に跨り鎌倉に馳参ずる処を画いたものに、小堀鞆音筆『佐野常世』(東京美術学校蔵)がある。
はちのき「鉢の木」の項を参照。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)