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	<title>Z0677-051 - 版の履歴</title>
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		<title>2025年5月7日 (水) 00:00にWikiSysopによる</title>
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		<updated>2025-05-07T00:00:04Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;b&gt;新規ページ&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;div&gt;=総合=&lt;br /&gt;
小倉擬百人一首 第51番　[[藤原実方朝臣]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[画像:Z0677-051.jpg|thumb]] &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
【翻刻】&lt;br /&gt;
[[かくとだにえやハいふきのさしも草さしもしらしなもゆる思ひを]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
内心の角ハ 一雙の賽に造り 外面の美きハ &amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
駒袋の錦に似たり 乞目を恋の争とせバ &amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
彼朱四朱三のくれなゐハ 胸に焚火の色としもいひてん　　 柳下亭種員筆記&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
歌意：これほどまでにあなたを思っています、とはとても告白できません。当然ながら、ご存じないのでしょう、伊吹山のさしも草のように燃える、この熱い私の思いを。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
絵師：広重&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
落款印章: 広重画&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
彫師：彫竹&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
版元文字: 伊場仙板&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
版元：伊場屋仙三郎&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
改印：濱&lt;br /&gt;
&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
【参考】　The Hundred Poets Compared - A Print Series by Kuniyoshi/Hiroshige/and Kunisada&lt;br /&gt;
2007,Henk J. Herwig/ Joshua S. Mostow,Hotei Publishing&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
かるかやの話はもともと能としてあらわれる。後に、この嫉妬する女の物語は「[[苅萱桑門筑紫轢]]」と呼ばれ、1735年に人形浄瑠璃のために書かれた。歌舞伎版は1736年に大阪で行われた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
千鳥は、側室として加藤左衛門繁氏に贈られた、天皇の母によって彼の天皇宮殿での勤務の報酬として。彼は千鳥が自分の妻とよく気が合うように思い、九州の大邸宅に連れて行く。本当は、二人の女性は嫉妬でいっぱいだった。ある日、二人の女性が双六のゲームの最中に眠っている時、繁氏は近くを通って、女性たちの髪の毛がお互いに向かってシャーと言いながら唸っている蛇に変化したのを見た。この憎しみの表示に失望して、彼は現世から退くと決める。家族に言わずに、彼は家を去り、高野山の修道院に入り、「苅萱」という名前をつける。数年後、彼の息子である石童丸がついに彼を見つけたとき、苅萱は[[作品35]]に描写されているように、しぶしぶ彼の本当の正体を否定する。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
広重は、繁氏の正室と彼の新しい側室である千鳥の前の、上辺では穏やかな[[双六]]の遊戯に見せている。彼女らのそれぞれの地位は、正室のためだけに用意された肘掛によって示されている。彼女の眉が剃られていることは、彼女が子どもを産んだことを示している。千鳥の若々しさは、彼女の眉によって示されるだけでなく、彼女がサイコロを振るときに袖を押さえなければならない長い振袖の袖によっても示される。これは年のいった女性のとても短い袖と対照的になっている。この漆の飾りは[[国貞]]の田舎源氏絵によって社会に広められた[[源氏香]]を含んでいる、そして葵の巻は、源氏物語の[[葵]]のような正室の嫉妬を暗示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
実方の愛の詩は、相互の嫉妬と言い表せない相互の憎しみの表現に変化させられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
【余説】参考〔古典聚英９〕浮世絵擬百人一首 豊国・国芳・広重画　平成１４年（2002）,吉田幸一,笠間書院&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
説教浄瑠璃『かるかや』寛永八年刊本、番外謡曲『苅萱』を原拠とした、人形浄瑠璃、並木宗輔、並木丈輔合作『苅萱桑門筑紫轢』時代物、五段。享保二十年八月　大阪豊竹座初演。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
初段は宮廷守護の武士加藤繁氏(重氏)、千鳥の前を賜り側室とする。第二段、日頃仲睦まじい御台所[[牧の方]]と側室の千鳥とが、繁氏がうたたねの間に内心の嫉妬に、黒髪が蛇と化し食い合う有様を見て、発心して館を出る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この作品は翌元文元年、大阪中山座で歌舞伎にも上演された。広重画は、牧の方と千鳥の前とが、相睦まじそうに碁盤で碁並べに興じている風俗画に描いてあるが、内心は、本歌の「さしも草　さしもしらしな　もゆる思ひを」の恋歌を、嫉妬に燃えている両女に見立絵。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
【あらすじ】&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
筑前の城主･加藤左衛門尉繁氏は、日頃仲睦まじい御台所牧の方と側室の千鳥が、うたた寝の間に内心の嫉妬をあらわし、黒髪が蛇と化して食い合うありさまをみて発心し、出家する。豊前の大領･大内義弘は謀反を企て、加藤家に家宝夜明珠の引渡しを求める。加藤家の執権･監物太郎は、名珠の受け取り手は二十を過ぎても処女である女に限り、他の者が手を触れれば玉の光を失うと言い抜けるが、大内の老臣･新洞左衛門の娘ゆうしでが神の御座子であるため、玉の受け取りの使者に立つ。加藤家では監物太郎の弟で好色の美男･女之介にゆうしでを誘惑させ、更に守宮酒の媚薬を飲ませる。そして黒玉を渡して、検分の新洞左衛門に、使者に汚れがあるゆえに名玉が光を失ったと言い張る。ゆうしでは神に選ばれたしるしの白羽の鏑矢で自害し、末期の願いとして父･新洞左衛門の怒りの刃から女之介をかばう。新洞左衛門は折れてニセ珠を受け取り、女之介は初めて女の真性にふれて発奮し、御台と若君･石童丸を守って高野山に出発する。&lt;br /&gt;
高野山は女人禁制。女之介は夢で御台所に邪恋を仕掛けたのを恥じて自害、御台所は一人ふもとに留まり、石童丸はひとりで父を訪ねる。石童丸は苅萱道心と名を改めた父に巡り合うが、苅萱は仏への誓いを守って親子と名乗らない。御台所は女人堂で病死し、苅萱は断腸の思いで他人として回向する。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
【考察】&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ー双六盤の源氏香模様についてー&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Joshua S. Mostowが述べているように、双六盤の飾りに源氏香が用いられている。おそらく「源氏物語」の葵の巻での正室の嫉妬と関連させて、源氏香を飾りとして使用したのだろう。しかし、それならば肝心の葵の巻をあらわす源氏香の図が描かれているはずなのだが、双六盤にはそれが見当たらない。確認できるのは花宴･藤袴･幻･早蕨ぐらいである。ならばこの源氏香模様は、国貞により社会に広められ流行していたので使用しただけではないか、と言えそうだが、私はそうではないと考える。なぜならこの双六盤には源氏香に加え、フタハアオイの模様があしらわれているからである。フタハアオイは京都の賀茂神社の祭儀に用いる神聖な植物とされ、賀茂葵ともいう。一つの茎の突端に二枚の葉をつけ、双葉を陰陽に見立てて聖なる草と考えられている。神事の調度器具にもこの葵の文様をつけて神紋とし、奉仕の関係者はこれを信仰の標識として家紋とした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
葵の巻といえば、葵の上と六条御息所との葵祭での車争いがメインとなるだろう。つまり、フタハアオイは「源氏物語」の葵の巻を象徴するものだといえる。双六盤で源氏香での葵の巻が描かれなかったのは、フタハアオイが葵の巻を象徴しているからであろう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[画像:Aoi.jpg]]　引用：宮崎荘平編、「源氏物語の鑑賞と基礎知識№.9　葵」、至文堂、2000年3月&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ー歌と浮世絵の関係についてー&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
実方はこの歌を、「これほどまでにあなたを思っていますよ」という意味で詠んだのであろうが、歌だけを見ると「私のもゆる思いがどんなものであるか、あなたにはお分かり頂けないでしょう」という相手の無理解ぶりを詠んだ歌とも取れる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
吉田幸一氏が述べているように、この絵は一見牧の方と千鳥の前との仲睦まじい姿を描いているようで、実は二人の内心での嫉妬を描いている。実方の歌自体が、女性の嫉妬を歌っているようにも取れるため違和感は無い。「かくとだにえやハいぶきのさしも草さしもしらしなもゆる思ひを」は牧の方と千鳥の前が繁氏への思いを意味しているとも言えるし、吉田幸一氏のように「さしも草さしもしらしなもゆる思ひを」を牧の方と千鳥の前の嫉妬心を意味しているとも言える。さしも草のように燃える熱い思い、というのは敵対する心が炎のように燃え上がっていると解釈する方が、この浮世絵と合うと考える。下の三代目豊国による増補筑紫轢の絵にあるように、うたた寝の間に互いの髪が蛇となってしまうほどの嫉妬心を抱いているのが本当の姿なのである。双六のゲームは恋の争いを擬えており、また穏やかな場面に見せることによって、内心に隠した嫉妬の気持ちをより強く感じさせるのではないだろうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[画像:100-8172.jpg]][[画像:100-8171.jpg]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[画像:UP2150.jpg]]&lt;br /&gt;
絵師:国員&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この絵も直接的に嫉妬の場面を描くのではなく、障子越しに千鳥の前の髪が蛇となっているのをあらわしている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
----&lt;br /&gt;
□参考文献□ &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
宮柊二、「小倉百人一首」、学習研究社、1979年11月　 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
平野邦雄・瀬野精一郎編、「日本古代中世人名事典」、吉川弘文館、2006年11月&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
新潮社辞典編集部編、「新潮日本人名辞典」、新潮社、1991年2月 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
嶋岡晨、「百人一首を歩く」、光風社出版 、平成七年十二月&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「歌舞伎名作事典」、演劇出版社、1996年8月&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
The Hundred Poets Compared - A Print Series by Kuniyoshi/Hiroshige/and Kunisada 2007,Henk J. Herwig/ Joshua S. Mostow,Hotei Publishing &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
〔古典聚英９〕浮世絵擬百人一首 豊国・国芳・広重画　平成１４年（2002）、吉田幸一、笠間書院 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
古井戸秀夫編、「歌舞伎登場人物事典」、白水社、2006年4月 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
鈴木重三執筆、「原色浮世絵大百科事典　第四巻　画題-説話・伝説・戯曲」、銀河社、1981年11月 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
服部幸雄, 富田鉄之助, 廣末保編、「歌舞伎事典」、平凡社、2000年1月 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
吉田瑛二、「浮世絵事典《定本》上巻」、画文堂、1990年10月 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
久保田淳, 平田喜信校注、「新日本古典文学大系　後拾遺和歌集」、岩波書店、1994年4月&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
宮崎荘平編、「源氏物語の鑑賞と基礎知識№.9　葵」、至文堂、2000年3月&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
			&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>WikiSysop</name></author>
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