王質
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おうしつ
画題
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解説
画題辞典
王質は晋の衢州の人なり、山に入りて伐木し石室山に入る、石室中に数童子あり棋を囲む、印ち王質斧を置きて之を観る、童子棗核の如きものを取り、質と共に共汁を吸ふ、為めに飢觴を覺えず、已にして童子曰く、汝來る久し還るべしと、質斧を取るに柯爛朽して悉く、質驚き速に家に歸る経ること数百年、親舊存するものなしといふ、質再び山に入り道を得、王質斧を置きて囲棋を観るの図は古來屢々作らるゝ所なり。狩野元信筆(稲垣子爵所蔵)
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
支那の仙人、らんか「爛柯」の項を見よ。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)