小野恒柯
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おのの つねえだ
画題
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解説
前賢故実
承和中、美濃椽、近江椽を歴任、のち太宰少貳を務めた。仁寿中、右少辨になり、播磨守に任ぜられた。自尊心が高くて、傲り高ぶることがあった。意のままに振舞い、飾り立てることがなかった。幼い頃より学問を好み、文才があった。草書と隷書が素晴らしくて、当時恒柯ほどの能筆がいなかった。恒柯の書跡は書道の手本として崇められ、彼に高い名声をもたらした。恒柯の書跡を手に入れた者は、珍重しないものはいなかった。貞観初年、從五位上にまで昇進。享年五十二歳。
(『前賢故実』)