小野好古
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おのの よしふる
画題
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解説
前賢故実
太宰大貳葛経の子。天慶中、前伊豫掾の純友が反旗を飜し、海賊を集めて南海と山陽の両道で略奪を繰り返した。好古は兵を二分して、藤原慶幸や大蔵春実らとともに、海陸から賊を攻撃し勝利をおさめた。純友が艦船で海へ逃走したが、追いかけてきた好古の兵に松明を投込まれたから、艦船が焼かれて兵が散り散りになり敗れた。純友だけは命を拾い伊豫へ戻ったが、警固使の橘遠保に誅殺されて、その首が京都へ運ばれた。なお、純友の息子の重太丸および残党らも誅殺され、西海地域がすべて平定されることになった。好古の努力があったからこその勝利だ。
としをへて あひみる人の わかれには をしきものこそ いのちなりけれ
(『前賢故実』)