大伴金村
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おおともの かなむら
画題
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解説
前賢故実
五朝の帝に仕えていた。武烈天皇が太子だったとき、大臣平群真鳥が朝権を握り、逆威が日に日に増していった。太子は「恐らく近い内に天下が乱れてしまう。世にまれに見る英雄でなければ、この乱を平定できない。乱を平定する者は、金村だ。」と言い、すぐに金村と密談して真鳥討伐の策を決めた。そして、金村は兵を率いて、真鳥の家を囲み火を放した。煙があちこちに昇り上がる中、真鳥は矢を使い尽し途方に暮れた末、金村の兵士に殺された。賊を討伐した金村の擁護によって、太子は即位し、金村を大連に任じた。
(『前賢故実』)