伴友足

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ともの ともたり


画題

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解説

前賢故実

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度量が大きくて人と仲良くすることができ、素直で無欲な人であった。武芸に長け、鷹や犬を使って狩に出ることを最も好んでいた。狩で獲った禽獣は、その肉を一切れも残らず必ず諸太夫に贈った。諸太夫は冗談で「友足は好んで殺生をしたので、亡くなったら悪道へ堕ちるかもしれない。肉をもらった吾らは力を入れて友足を助け、彼に報いるべきだ。」と言った。加賀守、遠江守、常陸介を歴任、從四位下を叙せられた。承和十年、死期を知ったように、沐浴をして装束を整え、無病で無くなり、享年六十六歳。

(『前賢故実』)