大久保 英嗣  オオクボ エイジ
■情報理工学部 情報システム学科 ■教授 ■工学博士 (京都大学)
■主な所属学会と役職
情報処理学会、電子情報通信学会、日本ソフトウェア科学会

■主な著書・論文
●『分散オペレーティングシステムSolelcにおけるファイル管理機構の構成と性能評価』(共著、2003年、情報処理学会論文誌:コンピューティングシステム)
●『マルチメディア処理環境における実時間処理』(共著、2003年、電子情報通信学会誌)
●『ストリーミングサーバ向き通信機構の設計と実装』(共同、2003年、情報処理学会第65回全国大会講演論文集)

■研究主題
オペレーティングシステム、リアルタイムシステム、分散システム、データベースシステム、計算機ネットワーク
オペレーティングシステム、リアルタイムシステム、分散システム、データベースシステム、計算機ネットワークに関連するシステムソフトウェアの設計及び実現法に関して研究している。

■紹介
オペレーティングシステムやデータベースなど大規模ソフトの開発
大久保先生はデータベース、コンピュータ作動のための基本的ソフトウェアであるオペレーティングシステム(OS)、インターネットを使った分散システムの設計及び実現法の研究を続けています。1974年、北海道大理学部数学科の卒業。計算好きとコンピュータがマッチして、同大大学院で情報工学を専攻しました。「大学院生のころは創設期にあたり、私たちは日本の情報工学の一期生ですね」と語ります。日立製作所ではプログラムを機械語に翻訳するコンパイラ部門で研究、京大へ。データベース、OSと研究領域が広がり、'91年本学へ。産業用計算機のためのリアルタイム・OSでの業績はロボットを動かすソフトに使われ、実用面の研究にも入っています。現在はインターネットを使ったマルチメディア処理の基盤システムの研究、携帯端末や情報家電などの組み込みシステムのための OS研究に重点を置いています。家庭菜園、山歩きが趣味の戸外派。工博。(談)
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