前田 亮  マエダ アキラ
■情報理工学部 メディア情報学科 ■助教授 ■博士(工学) (奈良先端科学技術大学院大学)
■主な所属学会と役職
米国計算機学会(ACM : Association for Computing Machinery)、電子情報通信学会、情報処理学会

■主な著書・論文
●『 (Viewing Multilingual Documents on Your Local Web Browser)』(共著、1998年、Communications of the ACM)
●『Web文書の符号系および使用言語の自動識別(Automatic Identification of Coding Systems and Languages of Web Documents)』(共著、2001年、電子情報通信学会論文誌D-II)
●『言語横断情報検索におけるWeb文書群による訳語曖昧性解消(A Query Disambiguation Method for Cross-Language Information Retrieval Using Web Documents)』(共著、2000年、情報処理学会論文誌:データベース)

■研究主題
インターネット上における多言語情報処理
インターネットでは様々な言語で情報が提供されているが,言語の壁や技術的制約から,利用者はその一部しか利用できない.これを克服し,多言語情報へのアクセスを支援する研究を行っている.

■紹介
ディジタル図書館における情報アクセス技術
インターネット上の情報技術の発展によって、ネットワーク上でディジタル化された情報資源を提供する電子的な図書館、すなわち「ディジタル図書館」が実現されつつあります。これは「壁のない図書館」とも呼ばれ、従来の図書館が持っているさまざまな制約(収容量の限界、利用者との距離の問題など)から開放され、世界中に分散した膨大な知識の蓄積に容易にアクセスすることが可能になります。しかしながら、膨大なディジタル情報資源の中から求める情報を探し出すことは、今のところ一般の利用者にとって必ずしも簡単とは言えません。この問題を解決するために、一般利用者が世界中の情報資源にアクセスすることを支援するディジタル図書館システムの実現を目指して研究を進めています。現在は、さまざまな言語で提供されている情報にアクセスする機会を拡大するために、「言語の壁」を越えて検索することを可能とする情報検索技術(言語横断情報検索)と、それに関連する多言語情報処理技術について主に研究しています。
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