八村 広三郎  ハチムラ コウザブロウ
■情報理工学部 メディア情報学科 ■教授 ■工学博士 (京都大学)
■主な所属学会と役職
情報処理学会( )、電子情報通信学会( )、日本ME学会

■主な著書・論文
●『身体運動の記述と表示のための実行制御環境の開発(System for the Description and Display of Human Body Movement)』(共著、1999年、情報処理学会論文誌)
●『絵画からの画面構成の抽出と検索への応用(Extraction of Compositional Feature from Paintings and Applilcation for Retrieval)』(共著、1999年、情報処理学会論文誌)
●『計算機科学の基礎(Fundamentals on Computer Science)』(単著、1989年、近代科学社)

■研究主題
画像情報学(画像処理とコンピュータグラフィックス)
・画像からの感性的情報の抽出および画像検索への応用。・グラフィックスによる身体運動の記述と表示。・人文科学における画像情報処理の応用。

■紹介
コンピュータの可能性を追求する応用研究
鳥取市生まれ。京都大学工学部で電気工学を専攻。大学院に進学した頃、人工衛星や惑星探査などの分野から始まったディジタル画像データの処理が注目を集めるようになり、研究テーマに画像処理を選ぶ。医学分野の、おもに心臓の画像からの計測や診断情報の抽出の研究を行う。学位もこの研究で取得。博士課程修了後、大阪の国立民族学博物館の研究部に助手として勤務。文科系の研究所でのコンピュータ利用に精力を注ぐ。文科系研究者との共同研究は、カルチャーショックも大きいが刺激も大きく、この後の研究に大きな影響を与えてくれた。その後、京大の情報処理教育センターを経て、'90年より工学部に移り画像データの処理についての研究に専念。 '94年4月より立命館大学へ。総体的に、理論的な研究より、コンピュータの可能性を追求する応用的な研究に興味がある。最近では、工業用、医用などの無機的な画像の解析や計測だけでなく、たとえば絵画などの画像が持つ、情緒的・感性的な情報の抽出に興味を持っている。最近は、ゆっくりと趣味にさける時間がないが、興味だけはさまざまなものに持っている。手を動かしてものを作るのが特に楽しい。
とじる