立命館大学アート・リサーチセンター所蔵
浮世絵名品展 第三期 出品目録
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八代目 片岡仁左衛門 解説へ
広貞(中判錦絵)                                             UY0246
「民谷げん八」
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嘉永2年(1849)3月 筑後座
       おさなごのかたきうち
前狂言 幼稚子敵討

民谷げん八〈2〉片岡我童(〈8〉片岡仁左衛門 40歳)

三代目歌川豊国(大判錦絵)                                shiUY0033
「石井常右衛門」
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安政4年(1857)1月14日 中村座

としとくそがまつのしまだい

歳徳曽我松島台 一番目四建目

石井常右衛門〈8〉片岡仁左衛門(48歳)

三代目歌川豊国(大判錦絵)                                   UY0162
「川津三郎祐安」
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安政2年(1855)1月 (見立)

川津三郎祐安〈2〉片岡我童(〈8〉片岡仁左衛門 46歳)

※安政元年11月の火災の為、初春狂言が上演できず、曽我狂言の見立てにして売出されたもの。

三代目歌川豊国(大判錦絵)                                shiUY0189
「午 八月十七日 行年四十六才」
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安政5年(1858)8月 (死絵)

〈8〉片岡仁左衛門(49歳)
※実際には、五年後の文久三年二月の没である。死絵は人気役者の死去を伝える新聞の号外にあたる。情報が早ければ早いほど、売行きが期待でき、そのため不正確な情報のまま売出されることも多いが、さすがに撰存中の死絵は稀である。
なお、この図は、安政2年3月中村座「花舞台団岩曽我」の「ゆめの清玄」の時の版木を流用したものである(参考図 早大演劇博物館 100-8354)。

歌川芳虎(大判錦絵)                                      shiUY0130
「文久二年十月三日 寒松院日青信士 行年五十二才」
「寺日蓮宗大坂下寺町宗題寺」「片岡仁左衛門」
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文久2年(1862)10月 (死絵)

〈8〉片岡仁左衛門(53歳)

画中文字「辞世 みよしのゝさまもかくなりおち葉かな 我童」

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