周萍(立命館大学衣笠総合研究機構PD)

論題:水滸伝イメージデータベースの構想

要旨:
白話小説の水滸伝と江戸文芸の関わりについて研究するには、たくさんの水滸伝版本と江戸の文芸作品を手にする必要がある。研究にあたって、挿絵と文章が分離しがたい資料も多数あるため、撮影および影印資料のデジタル化を通して、多くの資料の画像データを蓄積してきた。「水滸伝」という“長編小説”および関連する大量の画像データを「データベース」化するために、このような資料の性格や内容を踏まえたデータベースの構想が必要となる。今回、その試案を提案する。